あまり現代化していない「旧宿場町」へ
行って来た。
「伝統的建造物保存地区(伝建)」に
指定されているので昔の面影をたくさん
残している観光地だ。
小生はこのような「旧宿場町」が好きで
あちこち行ってきたがここは少し様子が
違った。
商売っ気がなく呼び込みもなく、住居と
してお店としてさりげない空気を醸しだ
している。
伝統の民芸品の店に入った。
若い女性が店番をしていて、作っている人
や作り方などを聞いていた時の事だ。
奥から杖を突いて高齢の女性が出てきた。
昔の<旧看板娘>だ。
店番をしていた女性の母親だ。
とてもにこやかな顔をして、世間話をし
だした。
脳出血で2年前に倒れて第一線から退い
たが、客によっては店に出てくるそうだ。
世間話が好きな小生みたいな客だろう。
小生の母も中年の頃血管の病で倒れた。
気丈な母だったので半身でも頑張り続け
た。
思わず母親とだぶらせ胸が熱くなった。
<旧看板娘>に、「無理をしないで長生
きして、お客さんを喜ばせて下さい」と。
店に30分近くいた。
当地に2時間以上滞在した。
今までの旅で3本の指に入るくらいの良
い旅だった。
小生も「年が薬」になってきたのか?
川越でビル管理・清掃・遺品整理37年
取締役会長 芳山 豊
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