2024年8月16日金曜日

しごきによく耐えた(夏になると思いだす)

夏になると思いだす。

当時は当たり前の「しごき」


部活で「しごき」。死語になったと思うが、語

源は着物の帯に関係している言葉らしい。


夕方練習が終わると2年生の指導係が「お説教~

!!」と大きな声で。

またか!と思いながらそこへ全力で走る。

暴力、スパイクを履いたままの正座、穴バット、

電気椅子、電気風呂なんて楽しそうな言葉だが、

壁に背中を付けエアーに座ったりの中腰になる

のだ。

膝から下が笑っている(苦痛で!!)。


練習中は水分補給禁止、後には先輩の洗濯物、ス

パイクの掃除、スラパンの縫物、授業中にボール

縫い、早弁と言った今ではとてもありえないこと

がまかり通っていた。強いチーム程厳しい。


小生が所属していた野球部は中学校も強豪校で、

2.3学年上は県体(当時は県体止まり)で二年

連続で優勝していた。

とにかくしごきは厳しかった。

中学校では前述程のしごきはなかったが。


そして野球部はこうあるべきの風潮で、頭髪は

坊主。

高校も強豪校だったのでしごきは尚更の事厳し

く、前述のごとく。

入部した半数以上が夏前に脱落していった。

たしか30人位入部し2か月ぐらいで17人は

退部した。


1年生の時にはとにかく辛い思いでしかなかっ

た。

精神を鍛えられた気がする。技術は二の次だっ

た。それに耐えた中から技術がある選手がレギ

ュラーになれるのだ。

ただ野球が好きだから何の疑問も持たず続けら

れたのだろう。


人生この年まで生きていると大変なことも多く

経験した。

1週間で晴天の日はなく曇りか雨ばかり続いた

時期の方が長かった。。

家族を抱え責任を果たすことを考えたら逃げ出

したいこともあった。


その時に思い出すのが高校野球部の「しごき

だった。

「あれを思ったらまだまだ楽なほうだ」と自分

に言い聞かせてきた。

何度その苦難を「しごき」で乗り切ったか。


夏になるといい思い出だ。55年以上前の事だ。

もうすぐ甲子園も始まる。頑張れ高校球児!!

(甲子園開催前に作成しました)


当時先輩の前では【鷹の前の雀】だった。


川越でビル管理・清掃・遺品整理38年

取締役会長 芳山 豊 


0 件のコメント:

コメントを投稿

礼儀正しい大谷選手(帽子をとり・・)

大リーガーの大谷選手。 今年大リーガーに渡った今永選手と試合前球場 で出会った。 外野付近で今永選手に大谷選手が駆け寄り帽子 をとり深々と頭を下げていた。今永選手の方が 一学年上だ。 そして何やら笑顔で会話をしていた。 アメリカメディアでもこの大谷選手の行動を大 きく取りあげたら...