小生の家の近所に幼稚園から高校まで併設の私学がある。
高校の野球部のグランドは小生の散歩コースなのだ。
昨日散歩をしながら立ち止まり、野球部の練習を観ていた。
あちこち散らばっていた選手が、監督に呼ばれ一か所に集まった。
すると監督は「これからノックが始まるが、気を緩めると顔に当たって死ぬ
かもしれないよ!!」と。少々大げさに伝えていた。
よく見ると一年生の新入部員が結構いた。つい一か月前まで中学生だった選手は
なんとなく分かるのだ。この生徒たちに危険を伝えたかったのだろう。
ややもすると、監督=指導者は技術を教えるのが優先で、勝つことに専念
することも多々あることだろう。
しかし、この監督は最初に「安全」を指導していた。大切な子供を親御さん
から預かってるとの認識が強いのだろう。
とても立派な指導者だと思った。
小生も、高校時代は少し野球をかじった。鳴り物入りで入部した同級生は
内野ノックでボールがイレギュラーし、顔面を直撃し救急車を呼んだ。
口から泡を吹き痙攣をしたのだ。彼は間もなく退部した。
二年後甲子園初出場。
グランドに土の塊や、小石が落ちていてもボールは弾かれる。
グランドを入念に整備をしてもアクシデントはつきものだ。
こんなことを心得ているこの監督は「心の整備」を伝えたかったのだろう。
立派な監督だ!!
「小事は大事」を知っているのだろう。
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