2021年2月22日月曜日

自分にないものに惹かれる

小生には、中学校の学年会で再会した友人がいる。

小学校は別だった。その中学校は2校の小学校から入学してくる。 尚更、別の小学校なので面識はなかった。彼は秀才の秀才で、小生はやんちゃ坊主。 クラブ活動も別々で、3年間クラスも一緒になったことはない。廊下で見かけても、小生の顔を見たかどうか位で 早々とすれ違い口もきいたことがない。おそらく「こんなやつを相手にしても仕方ない!」と思ったのだろう!!。

 彼は案外、寡黙で真面目な学生だった印象が強い。小生の中には「〇〇は勉強ができるんだよなー」とだけの思い出。 何かのテストで何回か成績が廊下に貼り出された。小生は中の中から上?、彼は超上位に位置していた記憶がある位だ。 最も、上位を見ても自分の名前がないので見る必要もなかったのだ。彼は市内の進学校へ入学し、大学は私学の雄に入った。 小生は落ちこぼれなので社会人となった。

それからは会うこともなく、思い出すこともなく過ぎた。 40歳半ばで学年会があった。その時見たのが以前の彼とは全く違った印象で、眼光も鋭く恰幅の良い中年に見えた。 なんとなく興味があったので小生から話しかけてみた。最初はややシャイだなと感じたが、アルコールが進むに 連れて話が弾んだ!!。結局3次会まで行きかなり彼と話していた記憶がある。その後何回か学年会で会った。 この時も小生から寄って行き、どんな人生を歩んで来たのか興味津々だった。彼も興味を持っていてくれたようだった。 

 あることがきっかけで川越で数人で飲むことになった。それからは年に2~3回程高田馬場や、新宿で落ち合い昔話に花を咲かせている。彼は酒豪で果てもなく飲むと言う感じ。小生はヘロヘロになり、レッドアローですぐ眠る。終点迄なので 安心して熟睡ができるのだ。 「小生は何故秀才の彼と気が合うのだろう?!」といつも考えていた。彼の頭の良さに惹かれているのだ と気づいた。なんでもよく知っていて、小生とは別の世界を歩んできたのだ。会話の中でたまに難しいことを言うので、 「聞かぬは一生の恥」とことわざにあるように、解らないことは質問している。大変勉強になる。 今更勉強になるなんてと思うだろうが、小生は「生涯学習」と決めている。なんでも知っていれば話題に入れる。 一方、彼は小生のやんちゃな所に興味があるらしく、大体飲む度に昔のやんちゃ話を聞いてくる。 小生は面白おかしく話をこねて、ユーモアを交えて返答する。これもアルコールのおかげ。 但し、とんでもない言葉使いだとか、間違った表現をすると笑われてしまうと思い、緊張はしているのだ。 

 そんな関係が3年程続いている。が、コロナで昨年は一度も会っていない。昨年の暮れに電話で話したきりだ。 早くコロナが終息し、普通の生活に戻りたいものだ。また彼と酒を酌み交わす事を楽しみにしている。 「袖振り合うも多生の縁」なのか。

0 件のコメント:

コメントを投稿

男性のピアス、ネイルマニュキア(男性が女性化している?)

両親が芸能人でその子供は男子中学生。 その中学生がテレビに出ていた。 赤茶色のネイルマニュキアをしていた。 装飾は個人の自由なのだから良いのだが、 小生くらいの昭和生まれには理解しがたい。 最近の男性はピアスは当たり前になり、鼻、 口、目などに装飾を施しアピール?している。 「男...