2024年10月21日月曜日

通学路にオアシスがあった(怖いお兄さんが出てきた)

高校生の時の話。


3年生になりたての頃の話だ。

駅から高校まで10分足らずで、商店街の端を

抜けていく。

大通りに抜ける小さな道があり、そこに平屋で

格子のガラス戸の家が建っていた。


学校帰りにはカーテンが閉まっていて、朝は開

いている。中を見ると雀卓が数台おいてあり、

牌(パイ)が卓上に散らばっている。

奥を見ると小上がりの座敷がありそこに若い男

性が数人ゴロ寝をしていた。

一昨日も、昨日も、今日も寝ている。

ガラス戸をそっと開けた。開いた!!。

「おはようございます。おはようございます」。

よく寝ている、チャンスだ。

「イー荘(簡単に言うと1ゲーム)やってい

となり始めた。


1か月ほどしたある日の事だ。小上がりの障子

「がッと」開いた。中から若い男性が数人顔

を出した。すごい剣幕で・・・・。強面の。


当時は現在のような機械で牌をかき回すのでは

なく手でかき回し積んで始める。

そーッと音を立てないようにやっていたから聞

こえるはずがないと思ったのだが。


異変に気付いた彼らが何か分かるように仕込ん

でおいたと言っていた。油断していた⤵。

見事我々は引っかかったのだ(笑)。


「毎日やっていやがって」「毎日やっていませ

ん」「事務所へ来るか?」「学校へ行きます」

相手を喰った返答をしたものだ。

もち金を全部取られた。今までの雀代だと。


その家はイトーヨーカードーのすぐ側にあった。

もう50年以上前の事だ。

そんな思い出があったスーパーだ。


【大事は小事より顕(あらわ)だ。


川越でビル管理・清掃・遺品整理38年

取締役会長 芳山 豊 

0 件のコメント:

コメントを投稿

味の継承は難しい(町の中華や)

埼玉県西部の人口15万人程の市にある中華や。 3年ほど前までは高齢の男性店主が主導で倅さ んが一緒に厨房に入っていた。 殆どのお客が店に入るなり 「広東麺」 と注文す る。 最近代替わりしたことは分かっていた。 小生も 「広東麺」 を注文していたが、代替わり して間もなく 「味が...